ヒミツの生活
「大悟ー。朝ご飯できたよー?」
あたしは大悟を起こしに行った。
大悟の隣で寝ていた咲和はすでに起きて、おもちゃで遊んでいる。
今はくまちゃんがお気に入りみたい。
「だーいごっ。」
あたしは大悟のほっぺを引っ張った。
「い"だだだ…もう少し丁寧に起こせよ。」
大悟が言った。
「ふふっ。おはよ。ほらご飯だよ?」
「ったく。可愛い奴だな。」
大悟がボソッと言った。
しかし、あたしにはよく聞こえなかった。
「ん?なーに?」
大悟に聞きなおした。
「何でも無い。」