ヒミツの生活



俺が花江とあれこれふざけているうちに、幸の複雑な表情を視界に捕らえた。




少しだけだが、表情に違和感を感じた。





「よ!幸。」

俺は、至って普通に話し掛けた。



「あ、こいつ花江。工学部で数少ない女子。ってか男子?なんてな!」

なんて軽い冗談を混ぜながら幸に花江を紹介した。



「女子だし!あ、初めまして!森田花江です♪よろしくね!」

花江は俺にツッコミを入れながら、自己紹介をした。



「あ、えっと…原田幸です!」

やっぱり言葉にもなんだか違和感を感じた。




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