夏の空は蒼く輝く

「良い笑顔だな・・・」

「・・・だ、だれ?」

かすれた小さな声が
後ろから聞こえてきた

「ア、アリサさん?!」

目を覚ましたアリサさんが
私の気配に気付いたのです

「あら・・・
 初めましてね。あなたは誰?」

ちょっとハスキーな声は
呼吸器を通して言ってるからか
少しこもっていて
聞き取りづらかった

「コウくんやリョウの友達の
 高橋ハナといいます。
 アリサさんのことはリョウから
 聞いていて
 今日はコウくんの付き添いで
 来ました。」

私初めて会うアリサさんに動揺して
少し早口になってしまった

「フフッ、少し落ち着いたら?」

アリサさんは笑って私の方を見た

「あはは・・・。」

私は頭を少しかいて
照れながら返事をした

「コウとリョウは学校ではどう?」

アリサさんの声は
少し意識がはっきりしてきたのか
さっきよりも大きくなった

< 89 / 152 >

この作品をシェア

pagetop