恋海-私と彼の恋の伝説-

あたしが少し怒り気味で言うと海はあたしの唇を塞いだ。


そして、そのままあたしを抱きしめて何回も何回もキスをしてくる。


あたしはそのキスで頭が真っ白になる。


真っ白で力も抜けてそのまま倒れこんでしまった。


それでも続けてくる海。



そして、海はその行為を一度やめた。



「皐月、お前はなんでこの島に来たんだ??」


海はかなり真剣な目つきであたしのことを見つめてくる。


虐待を受けていたから。

捨てられたから。


そう、今が言うチャンスなのに…


< 224 / 359 >

この作品をシェア

pagetop