恋海-私と彼の恋の伝説-

「ほー、それ来週までに仕上げられるか??」

「まぁ、はい。今週には終わりますよ??」

「なら良かった…、そのスカート東京へ行ってお前の名前をファッション業界に刻もうと思ってんだ。」


あたしは目を見開いた。


今、なんて…??



あたし、この歳で大人の世界に踏み込んじゃうの?!


「そんな、あたし!!まだこの歳なのに、早いですよ。」


すると、明人さんはあたしのことを少し睨んできてこう言った。


「嬉しくねぇのかよ」


そう言って明人さんはあたしの顔を見つめる。


あたしは首を横に振った。


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