~天は赦さる~<~天へ送る風~完結編>
二人が着替え、クリスチーネはいつもとは違う部屋で託宣を下した。彼女は、瞳を閉じて涙し、
『幸せとは自分でつかむものです。与えられるものにのみ満足せず、幸せに、おなりなさい。お腹の子の為にも』
そう言って穴の奥に引っ込んだ。彼女はしばらく出てこなかった。
彼女の託宣では女の腹の子は別の男の種だった。
「あのお、すみません。それだけですかあ?」
男が入り口付近まで来て、そう言った。