空白のtune【完】

思い出の場所

そして次の日。俺は何も知らされずに駅で待っていた。


あそこってどこ?


俺はこのことが気になりほとんど眠ることができなかった。おかげで少し寝不足気味。


「ひろぉ!!!おまたせぇ♪」


俺の次は唯だった。てかみんな遅すぎない?もう9時過ぎてるよ?


「今日は早いねぇ。いつもは遅刻してたのに。」


俺ってそんな奴だったんだぁ。


「そうなの?んじゃぁ唯は俺が記憶戻んなくてもいい?」


ちょっと意地悪な質問だ。


「え?そういう訳じゃないよ?記憶戻った方がもっとラブラブできそうだし。」


そこまで俺が好きなのか?ほんとどんだけぇ~だな。


「おぉ~悪い悪い。遅れた。てかひろ、お前早いなぁ~。前は遅刻しまくりだったのに。」

「おまたせぇ~。遅れてごめん。迅が寝坊しちゃって。」
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