Little Princess


けれども、誰だって触れては欲しくないものがあるだろうし、


いくら彼氏でも、友達関係とか口を出してはいけないことがあるのかもしれない。



そう思うと、なかなか声をかけることができない。



それに美奈が自分で頑張ろうとしている。


それを邪魔するのは、どうかと思うんだ。



…そりゃあ、相談してくれれば、いくらでも話を聞くし、美奈の味方になるけど。




――だけどその数分後。


俺は無理にでも聞けばよかった、と後悔することになる。



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