勿忘草
「ええぇえー!!!!」
バサバサバサッ
俺の頭に紙が堕ちてきた。
「なにやって…」
それを不快に思いながら顔を上げると、
そこにはこちら側を向き、ふるふると震えながら立ちすくむ陽介がいた。
「それ!!どういう事だよ!茉莉花って!付き合うって!」
心底驚いたように、陽介は紙を拾い集めていた俺の肩を持ち、
大声で俺に差し迫ってくる。
「どういう事も何もそのまんまの意味だ。柏木茉莉花は俺の彼女になったって事」
そう。柏木茉莉花は俺の彼女になった。