“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「・・ぁ。
・・・凌・・・」


パッと振り返った遥の顔は、薄暗くなってきた空の下でも。

遠目にもはっきりとわかるほど赤くて。



征。
おまえ
遥に
何を
した?



オレはギリっと音を立てるほど奥歯をかみ締めて。

まさか、遥に手ェ出したんじゃねぇだろうなぁ。

もし万が一そうなら、足腰立たなくなるまで殴ってやる。

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