“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
それ以上春山を野放しにすると危険だと判断したオレは、

春山を抱きしめるように口をふさいで、

言葉を耳にねじり込んだ。




「まどろっこしいとか、言うな。
それを言うなら、遥を大事にしてるって言ってもらいたいね。
そこらへんの男と一緒にすんな」



「フガ・・」


ドン!


春山は怪力でオレを突き飛ばし、


「バッカじゃない。
そんなの。
いくら思ったって。
気持ちが伝わんなきゃ意味ないじゃん」
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