“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「だから。
だから・・・。
オレが今遥にしたこと。
・・・内緒にしてください」


まともに顔をあげることなんかできない状況で、


「オレ。
遥のこと。
すごく
すごく
好き
・・・でした」


泣き笑いにしか聞こえない。
・・・そんな声で。



オレは真さんにそう告げ、
オレのネクタイから力なく手を放した真さんに、
ひざに手をついて頭を下げ、
遥の家を後にした。

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