超イケメン☆ホストクラブ
「……私、ホストクラブとか、全然興味ないから」

怒ってないことを確認した私は、一息置いて、

「じゃっ……」

と、目の前の銀河の横をすり抜けて、二度目の青信号を駆け出そうとした。

その背中に向かって、

「いつでも来てくれてかまわないから! その名刺がそのまま店のカードキーになるから!」

と、声が飛んできた。

「……カードキー?」

横断歩道を渡り終えて、名刺らしきそれをまじまじと見てみると、店名と彼の名前とが刻印されたその裏側には、こう書かれていた――。
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