超イケメン☆ホストクラブ
「…で、もしかして知ってるの? 理沙」

花梨が探るような目つきで顔をのぞき込んできた。

「い、いや知らないって。知るわけないじゃん! ただ、すごいお店だなぁーって、ホントに…」

と、私はとっさにごまかした。

花梨はいい友達だったけれど、ちょっと口が軽い嫌いがあった。

彼女にそのお店のカードキーを持ってるなんてことが知れたら、あっという間に噂の的にされてもおかしくなった。
< 8 / 125 >

この作品をシェア

pagetop