甘い香りの、同居人。








いかんいかん。


恐ろしい事を考えてしまった...。





「もう冷めたのか?お前」



「は?」



「あいつのこと。諦めたの?」





隼斗の親指は
先輩の方へ向けられていた。




「初めっから諦めてたけど、冷めてない。」





隼斗の方も向かず、
女子たちの群れに囲まれてオドオドする先輩を見た。













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