甘い香りの、同居人。
先輩がここまでやるとは…。
「超おいし~っ」
「ちゃんと座って食べろよ」
あれ?この味…。
「ハチミツ…?」
「え、バレた…?」
秘密基地が大人にばれる
子供のような顔をして先輩は驚いた。
ハチミツの香りがほんのり漂ってきて、
蜜の味も程よく絡み合っている。
きっと先輩は、隠し味に使ったんだろうけど。
「私...これ一番好き......。」
嫌いになる。
私は先輩を嫌いになる。
そう決めたけど、
このクッキーは、
このハチミツクッキーは、
大好き。――――――――――