王龍2








蓮があたしの隣に座り
車は発車した




車の中は異様なほど
静かだった



やっぱり連絡しなかった事
怒ってんのか?

そりゃ悪かったと思うけど
しょうがねぇじゃん

あたし携帯よく放置するんだし



なんて心の中で
葛藤していたら
倉庫についたみたいで
車が止まった




「降りるぞ」



そう言い蓮はまたあたしを
引っ張った



だからこけるっつうの!



「ちょっと待ってよ!れ・・・・」





あたしは目の前の光景に
驚きを隠せなかった







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