王龍2
スタスタと
廊下を歩き洋さんのもとへいく
ガラッ
障子を開けると
あたしが来るのをわかっていたかのように
お茶をすすっている洋さん
「おう、お疲れさん」
「いえ、それより洋さん」
洋さんの労いの言葉を
軽くスルーする
「あたし決めました
此処を、天竜会はあたしが継ぎます」
そう言って
あたしは首かけたネックレスを見せる
「そうか・・・とりあえず今日は休め
報告はもう知ってる」
「はい」
失礼しますと言って
障子を閉める