王龍2









「雅、お前・・」



蓮は軽く抱きしめる力を緩め
あたしを覗き込むように見る


そしてフッと笑い



「本当は俺の事好きだろ?」



と、勝ち誇ったような顔をした




「・・・なっ!!」



「というか違うとは言わせねぇ」



「・・・」




こいつ・・・俺様だとは
思ってたけどここまでとは



はぁっとため息を零す



あたしの負けだな
これが惚れた弱みってやつか?





< 371 / 394 >

この作品をシェア

pagetop