エージェント



仕事を終えた後、出来るだけ物的証拠を残さずに去るために、あまり多くの物を置かないようにしている。



基本的な洋服類は後で届く予定だけど、今回の仕事で作られる架空の人物の洋服はすでにクローゼットの中にあった。



今回はどんな役回りなのかは教えてもらえてない。



組の人間に近づくんだから、どうせ夜の仕事だろうと思いながら、クローゼットを開ける。





「…………」



ーーーーーーまじか。



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