ボディーガードとの付き合い方ッ!
お粥は温かくて、おいしかった。
なんか、小さい頃を思い出すなあ…
料理に不慣れな父さんがよく作てくれたお粥は、砂糖の味しかしなかった。
『糖分はすぐエネルギーに変わるって言うしな。父さん特製スペシャルお粥、世界一美味しいだろう?』
…なんて言ってたっけ。
実質、父さんのお粥を完食できたことは一度もない。
「―どうかしましたか?お気に召しませんでしたか…?」
「いや、そんなことないですっ!すごく…おいしいです」
その仔犬のような目は反則ですよ…