私と先生の365




めったにそんな姿を見せない真梨奈の目からポロポロと涙がこぼれだす。



突然のことに皆ビックリして言葉に詰まる。



真梨奈が自分のことで泣くなんて、今まで見たことなかったから。



真梨奈:「…いいじゃん!皆決まっちゃってさ!卒業旅行だのなんだの考えてりゃ…いいじゃん!私のことなんて、いいから!別に、行きたい大学もないし。てか、行けないし。」



南:「私は…そんなつもりじゃ……。」


真梨奈:「っうるさい!南なんかに私の気持ちなんて分かんないよ!」


花:「!!そんな!」


真梨奈:「花も…。奈緒も皆!これ以上、プレッシャーかけないでよ!!!」


ダッと走り出し教室を飛び出していく真梨奈を誰も追い掛けることが出来なかった。




気付かなくて、ゴメン…真梨奈。



花:「何で、分からなかったのかな。」


南:「…私さ、真梨奈のこと考えてなかった。酷いこと言っちゃった。」


「私も気付いてあげられなかった。どこかで、真梨奈は強いから大丈夫かなって思って…何も聞いてあげられなかった。」




自分のことばっかりで、誰かにプレッシャーを与えていたことも気付かずに…。




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