切恋‐セツコイ‐


意を決して顔をゆっくり上げた。




でも…そこにいたのは…。














あたしと同じ学校の制服を身に纏った知らない男の子だった。





途端に心臓の音が静かになって行く。



その男の子はあたしの横を通り過ぎると近くにあった空いている吊り革に掴まった。

あたしはその様子を目で追いながら、がっかりした気持ちになった。




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