はつ恋


よく冷えたレモネードを口に含み、僕は極力冷静を装ってターミーに質問をした。


「大学では何を専攻しているのですか?」


膝を揃えてソファの向かい側に腰掛け、両手で挟んだグラスのストローを口から離し、テーブルに置くと、彼女は肩より少し長いサラサラのおかっぱの黒髪をかきあげた。


なんともいい香りが僕の鼻をくすぐった。


(シャンプーの香りかな?)


一瞬僕はボーッとしていた。


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