満月の日
「久しぶりだな、ハード!!」




「ブライト…!!」




ブライトの顔を見た途端、ハードは抑えていた怒りが、フツフツと沸き出す。




しかし、グッと堪えるように拳を握った。




「あの仲間達はいないようだな。これで誰にも邪魔されず、お前と存分に戦える!!勝負だ!!ハード!!」




ブライトはそこまで言うと、背中に担いでいた大剣を構え、そのままハードに突進してきた。




遅れたようにハードは曲刀で受け止める。
< 107 / 226 >

この作品をシェア

pagetop