満月の日
話が終わると、ガンマはゆっくり頷いた。




「そうか…。オレは、赤い月を見ると暴走するのか…。その…、悪かった…。いくら意識がなかったとは言え、ハードを、攻撃するなんて。」




「気にするな。それより、相手が俺で良かったよ。」




「確かに。」




そんな話をしていると、リン、ティラ、ピードの順にやってきた。




「よっ。大将。」




「何とか巻き返してきたよ。」




「それにしても、さすがハードだね。」




リンは軽く手を上げ、ティラは小さく笑って、ピードは肩をすくめた。




「全員、無事だな。さっ、行くぞ。」




ハードの一言にガンマ達は頷いた。
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