月夜の散歩
こっ…これはもしやきっ…きっ…キスっしちゃう~?!


あたしはぎゅうっと目をつぶってその瞬間を待った


"ムニュッ"


ん?なんだぁ"ムニュッ"って


「阿呆…早く用意しろっマジで襲うぞ…それともほんとに誘ってたのか?」


「いひゃいれす…ひゃひょっれ…ないれすぅー…」


両方のほっぺをつままれていた


のんびりジュースなんて飲んでた私にイラついたらしい


「痛いよバカ!」


「…襲うぞ…」


だからその低い声やめてー恐いから!すんごく恐いから!!


「マッハで用意します!」


あたしはダッシュで寝室へ向かい信じられない早さで用意を済ました
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