月夜の散歩

違う香り

昨日の夜あの後あたしがベッドに運ばれた後に解散となったらしい


「みんなお前を認めてるんだ…堂々としてろよ!」


冬夜はそう言ってくれた凄く嬉しかった


あたしの存在を認めて貰ったようだった


いつだって孤独…と言うより1人を好んだ


本当に大事な友達が1人いればそれで良かった


いや…それだけで十分だずっとそう思っていた


最近のあたしは1人で居られなくなりつつある


常に誰かが傍にいて誰かと喋り誰かとご飯を食べる


毎日のように出掛けていた月夜の散歩も行かなくなっていた…
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