Heaven's Gate【BL】
放課後、現実は俺を裏切ることなく、予定通りに沢木さんと一緒に帰った。
ファーストフード店で他愛ないことを1時間くらい話した。
付き合う、ってこういう感じなのかな、なんて考えながらも、俺の気持ちは浮ついたままで。
自分の目の前に沢木さんが居ることが、どうにも不思議でならなかった。
自室のベッドに横になった俺は、もう一度あのメールを開いた。
そして、もう一度リンクをクリックする──
「──……あれ?」