Time is gone
「知り合いで、お金持ちの人いない? 中途半端な小金持ちじゃなくって、そうね……一億二億、ポンと出せるような大金持ち」
「一億二億って……普通のOLが口にするには、穏やかじゃない金額ね? パトロンでも探しているの?」
「……えぇっ、そんなとこよ」
うーん、考え込む友人に対し、私は付け足した。
「ただとは言わないわ。報酬の五パーセントをあなたにあげるわ」
「報酬? あなたもしかして、保険を掛けて……」
「そんなバカな真似しないわよ! ドラマか何かじゃないんだから。一億なら五百万、二億なら一千万! 悪い話じゃないでしょ? 誰かいない?」
五百万、一千万という響きが、彼女の瞳を輝かせたに違いない。金には目のない女だ。
「……法律に触れるようなことじゃないでしょうね?」
「それは絶対にないわ! あなたには一切、迷惑かけないから」
女は黙った。リスクと報酬のバランスを考えているのだ。
「……分かったわ、探してみる」
「ありがとう! 当てができ次第、すぐに連絡して。頼んだわよ、梨花!」
「一億二億って……普通のOLが口にするには、穏やかじゃない金額ね? パトロンでも探しているの?」
「……えぇっ、そんなとこよ」
うーん、考え込む友人に対し、私は付け足した。
「ただとは言わないわ。報酬の五パーセントをあなたにあげるわ」
「報酬? あなたもしかして、保険を掛けて……」
「そんなバカな真似しないわよ! ドラマか何かじゃないんだから。一億なら五百万、二億なら一千万! 悪い話じゃないでしょ? 誰かいない?」
五百万、一千万という響きが、彼女の瞳を輝かせたに違いない。金には目のない女だ。
「……法律に触れるようなことじゃないでしょうね?」
「それは絶対にないわ! あなたには一切、迷惑かけないから」
女は黙った。リスクと報酬のバランスを考えているのだ。
「……分かったわ、探してみる」
「ありがとう! 当てができ次第、すぐに連絡して。頼んだわよ、梨花!」