黒蜜蝶
(客観的視点)

鮮やかな“赤”に染まるソファーの上で彼はふんぞりかえっていた


「スミマセン…藍田さん」

赤髪は深く深く頭を下げた

「……蜂谷か」


赤髪と緑髪はまだ頭を下げたままだ


「藍田さん!!わかりました!」

落ち着いた茶髪を靡かせ1人の男が入ってきた


その男の手には沢山の紙が握られていた

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