黒蜜蝶
携帯を握りしめてあたしは深い深い眠りについた…


―――――

暗く深い闇の中

何も聞こえず
何も見えず


光など微塵の欠片もない


怖くて恐くて…


そんな暗く深い闇の中に差し込んだ2つの光


やっと…
やっと…見つけた光なのにその光は今にも消えそうで

なのにどちらも儚く切なげに輝いて

手を伸ばしても掴む事などできなくて


ましてや2つも同時に…

そんな無謀な考え…


2つとも欲しいと思うのはあたしの我が儘ですか?


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