くじら
先生と結婚
出来るのかしら、
「……冗談ですよ。瑠璃子さん、仮にしても僕みたいなのは手が掛かり面倒な人間ですよ…」
「だから……、瑠璃…」
なぜか知らないけど
涙がボロボロ出てきた
わかってる。
先生と結婚なんてできない
結局は流されるのだと
「…冗談で仰らないで下さいっ!」
「すいません、……軽率でした。」
「謝らないでください。…先生……」
先生が好き
先生にとめて欲しい
先生はわかってるの?
「……僕は君の事を嫌いではありません。」