Heart × Hunter ~君の心は誰のモノ?~
ぐしゃっ…
部屋の中で、乾いた音が鳴り響く。
無事テストも終わり。
やっと、夏休みに入ったと思えば…これだ。
ビリビリビリ…
無駄についている写真とともに、ゴミ箱へ殴り捨てた
――反省の色なんて、何も見えていない
せっかく、この学校に慣れてきたと言うのに。
またバカ親のせいで転校しなければいけないの?
てか、彼氏なんてできてねーよっ!
それに慶ちゃんって誰だよ!?
あの、従兄とかと言う校長か!?
あと、あたしは愛しいなんて思ってない!
断じてもっ!
あぁ、やばい
頭がくらくらしてきた…。
ふらつく体を支えながら、あたしはベッドに倒れ込んだ。