Heart × Hunter ~君の心は誰のモノ?~
「部屋はー??」
「申し訳ございませんが、この時期は宿泊客が多く…"3部屋"しか空いていないのです。
ご希望ならば、直ぐ様他の方を帰しますが…っ」
え、そんなことしていいの?
そしたら、この旅館の印象下がるよ!?
相手は高校生なのに、立場の違いが在りすぎる。
「んー、じゃあその3部屋でいいよ♪庶民の方々を帰すなんて僕たちが偉い人みたいじゃん!」
実際にはそういうことなんだけどね。
もう少し、言葉に気をつけようよ。
「で、では…ご案内します。こちらへどうぞ。」
ま、怒ってないだけよしとしよう。
あたし達は案内され、『桜』という宿泊室に向かった。
――あれ、でも…部屋割りどうするの?