DESTINY〜君と出会えたキセキ〜

沈黙

なんだか、あれだけ盛り上がっていたのに、急に、線香花火のように静まり返った二人。 



気が付けば、時計の針も23時を回っていた。



そろそろホテルに戻らないと、明日の仕事(出張2日目)に響く。      


さっきからずっと彼も黙っているし、もう帰った方がいいかな……。 



「そろそろ、お店出ようか?明日があるし…」と、会計を促した。



支払いは、もちろん私。



だって、私の方が年上だし、彼は学生だもんね。



ここは、当然、私が払うべき。 



彼も、「ごちそうさま」と言い、二人で店をあとにした。





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