DESTINY〜君と出会えたキセキ〜
……えっ!?ちょっと待って! 今、何時?



再び、それに手を伸ばし、半開きの眼で画面に顔を近付けると、ビックリして飛び起きた。



……うそでしょ?!
やばい!起きなくちゃ!!


タオルケットを蹴飛ばし、ベッドから降りると、すぐさま東側のカーテンをガシッと開けた。


途端、眩しい朝の光が入り込んだ。


それを浴びながら、外の空気を思い切り吸い込こんだ。  


ふわぁ〜。
まだまだ寝たりない。


首をコキコキ鳴らし、両手を高く挙げ、伸びをした。


公園からだろうか。


ミーンミンミンミン……ミーンミンミンミン……
と夏の風物詩、蝉の大合唱が聞こえてきた。 



ふと、空を見上げると

雲ひとつない

青空が広がっていた――…。



< 3 / 462 >

この作品をシェア

pagetop