キミに惚れちゃったんだもん

控え室を開けたら、



「うわ!!」



なんだよ、こいつ。


ストーカー?



目の前にいたのは花里 桜。


「ど、どうしたんすか?」


「敬語やめてください!」

「あ、うん;」


「それより、これから二人で台詞の稽古しよ?

あたし~どうしても覚えられないシーンがあってぇ。」




はぁ!?

おまえ女優だろ!?



「ごめんね。

俺、ちょっと呼び出されてさ。」



「え!」


「じゃあ、お疲れッ」




俺は桜の頭を軽く撫でてやった。


サービスッサービス♪





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