“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
お店にこれ以上迷惑がかからないように、乱れたカチューシャを急いで直し、


「…うん。
いいよ…」


そう言って長谷川くんの左手を引っ張ったのは、あたし。


これからはちゃんと…
長谷川くんのことだけ見てるから。


そう心に感じてもらえるように。


2人で素敵な恋をしよ?


その気持ちをわかってもらえるように。


あたしは、長谷川くんを引っ張る右手に力を込めた。
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