“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

side 凌





やばいよな。
遥…可愛すぎて、やばいよな。


シャワーを頭から浴びながら、さっき見た遥のバスローブ姿を思いだす。


可愛すぎて、心臓止まるかと思ったっつーの。


キュッと栓を止め、


でも…さっきはビビった。


思い出し笑いで口元を揺るませる。


『凌も一緒に入る!?』…って。


遥、何言いだすんだよ?


一緒に風呂に入ってたのって、いったいいくつの頃の話だよ。


そりゃ、昔は一緒に入ったこともあったけど。


明らかに…


『お姉ちゃんが貸してくれた雑誌に、そう書いてあったから』


それとは違うだろ。

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