“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
そんな、凄みをきかせた凌の声に、騒がしかったホームは一瞬シン…とし、それから


「き…きゃぁぁぁああ!!!!」


われんばかりの黄色い悲鳴に包まれた。


「か…カッコいい―っ!!」


「あたしもそんなセリフ言われてみたいっ!!」


「マンガみたいっ!!」


「北村くん素敵―っ!!」


「あの子、超羨ましい―っ!!」


さっきまで敵意に満ちていた女の子達の視線は一瞬で――…


凌のたった一言で、びっくりするぐらい好意的なものに変わった。

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