クールトラップ【BL】

冷たい瞳













湿きった空気。




少し暑い日差しがアスファルトに注ぐ。





今日はやけに暑苦しいな…。





昨夜、いつもより多く降った雨のせいで普段より気温が上がっていた。






「お腹すいた…」




ふと、思った。





昨日の夜から何も食べていなかったのだ。





僕は自分の座っている路地を見渡した。




辺りは、僕以外誰もいなかった。





何か食べ物でも探しに行こうかな…





そう思い、今いた場所から立ち上がった。







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