君まで2ステップ
「あ、電気ついた。」


パッと明かりがついた。



「非常電源に切り替わるの遅せぇよ。まったく。」

「ちょ…晴輝…その顔…!!」

「え?」

「顔、真っ赤すぎる!!
あんたこそ熱があるんじゃ…。」


そう言いながらあたしは晴輝のおでこを触る。
っていうか熱すぎ!!


「バカ!!熱あるじゃない!!
っていうか熱高すぎ!!」

「触んな…風邪、うつるから…。」

「そんなこと、今気にしてる場合じゃないでしょ!?」



エレベーターのドアが開く。



「晴輝!?梨亜!?
どしたの二人揃って…。」

「はるママ!!晴輝、すっごい熱なの!!」

「えっ!?じゃあとりあえず梨亜、家まで運ぶの手伝ってね!!」

「うんっ!!」

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