素直になれなくて
静まり返った、保健室。
時計を見ると、後数分で休み時間になる。
早く先生帰って来ないかなー…
「先生ー!いる?」
ガラッと勢いよく、扉が開いた。
驚いて目を見開き、開いた扉を見つめる。
「あ…」
保健室に入って来たのは、見覚えのある男の子。
「よ!」
ニカッと笑って手を上げた。
「…」
何て答えていいかわからず、パッと顔を背けてしまった。
どうしようー…
早く出て行って欲しいのと、顔を背けてしまったことの罪悪感で胸がドキドキする。