素直になれなくて
「夏美ちゃん」
ドキ。
話し掛けてきたのは、遼平くんじゃなくて他の男の子。
「前から気になってたんだけど、どうして教室来ないの?」
ドクン。
それは…
「あ、俺も気になってた!」
「てか、いいよな。保健室にいれば、授業受けなくていいんだし」
「うらやましいよなー」
「俺も、不登校になりたーい」
ゲラゲラと笑いながら話している。
「…」
スカートを強く握りしめ、俯く。
そんな風に思われてたんだー…