ヒメゴト

「やめてください!」

「…照れてるくせに。」


ニヤリと笑う会長は、やっぱり意地悪だ。



あぁ~、また顔が熱い。
きっとわたし顔真っ赤…どうにかしてる。


「照れてません!」

「…ゆきの嘘つき。」


あぁー、もう!
この人といると、わたしのペースが崩れてゆく。






覗き込むように、ゆっくりと近づいてきた会長の顔。

そして…











チュッ

わたしと会長の唇が重なった。




< 11 / 74 >

この作品をシェア

pagetop