君しか....

秋の風



「ありがとうございました」


夏休みはあっという間で直兄と遊んでいたら残り一週間になった。
あれから大翔とは連絡をとっていないし、今頃仕事に終われているのだろう。


「いいの!また、なんかあったら来てね?」
「はい!」


夏休みの間、居候させてもらった実希さんと勇瑠くんの家も出て、実家に帰るつもり。

8月の下旬だからか、最近少し涼しい風が吹く。
半袖だと日陰は少し寒かったりする。
こんな事言ったら大翔は着てるの貸してくれるのかな?
なんて、最近はそんな事を考えるようになってきた。


ーピーンポーンピーンポーン



< 200 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop