恋の種


いつものように俺の部屋に遊びに来た里緒菜


『アイス食べたぁい』


可愛い笑顔でそう言われ、近くのコンビニまで走った。


汗だくになりながら部屋に戻ると、愛しの里緒菜が俺のベッドですやすや寝てた。


長い睫につるつるの肌

ぷるぷるの唇は少し開いていて、そこから聞こえる息遣いに、自分の体が熱くなるのがわかった。


『…里緒菜…』


気付いたら、里緒菜の上に覆い被さり唇を重ねていた。



…柔らかくて甘い唇


僅かに開いた唇の隙間に舌を滑らせ、里緒菜の舌に絡めた。



『…んっ…』


寝惚けたまま反応する里緒菜にますます熱くなる。


そのまま首筋を舐めながら胸の膨らみに手を…




―バシッ




『なっ…何してんのよっ、変態っ!!』



殴られた頬の痛みで我に返り、事の重大さに気付かされた。



自分で自分を抱くような格好で、目に涙を浮かべた里緒菜が俺を睨んでた。


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