恋するgirl★~番外編~
(凉side)
最悪だ。
不機嫌な俺に真子が怯えてる。
でも、今はいつもの冷静な俺じゃいられなかった。
男に迫られていた真子を見た時、胸がざわついて…締め付けられる感じがした。
男を追っ払うと、真子を壁へと追いやる。
俺を見上げた真子は、俺の知らない見たことのないくらい色っぽい顔をしていた。
酒の仕業で、目はいつも以上に潤んで、
頬は赤い。唇なんか赤く艶っぽい。食いついてくれと言わんばかりに…。
酔った真子を初めて見た。
でも、あの男は俺より先にこんな真子を…
無性に腹が立って、真子の唇を強引に奪った。
舌を絡め取ると、ほんのり梅の香り。
それを味わうかのように、キスを繰り返すと…真子が俺の腕にしがみついてきた。
我に返った俺は、真子をうちまで連れて帰った。
あんな場所で真子をどうこうするほど、俺は飢えたガキじゃない。
「…ごめんなさい。」
ベットに座った俺に真子がしょんぼりとした様子で謝った。
さすがに俺もそこで許さないわけじゃない。でも、どうしても見逃せなかった。
真子が男に寄りかかっていた場面。
「…凉さん?」
真子は驚いた顔で俺を呼んだ。
くそ…
こんな嫉妬してるかっこ悪い顔見せたくないのに。
「…俺をやかせた罰。こっち来いよ。」
誤魔化すように、言った。
でも、たまにはいい。
いつも包容力のある大人な俺でいるが、
今夜は違う。
俺にこんなやきもち焼きにさせた真子に
お仕置きだ。