アオゾラ<上>






俺がジッと見ているとフイッと背中を向けてスタスタと行ってしまった。



・・・イヤな奴。





「おい!俺も行くっつうの!・・ったく・・」



呆れたような顔で1人残されてしまった東条は急いで上履きを履いて後を追おうとした。




「東条!さっきの子は・・?」



五十嵐 風香に向かう足を一旦止めて東条はその場に立ち止まった。




女達は俺のことをチラチラ見てる。


あの女に興味あんのっていうような目で。




ったくあーゆう奴大っ嫌いなんだよ。




五十嵐風香なんて傷つけばいい。



そんな最低な事を考えていた。




昔自分も傷つけられた事を忘れて。


そのせいでこういう性格になった事も。





「五十嵐風香だけど?」



それがどうかしたのか?というような目で見てくる東条。





傷つけばいい。



ボロボロになって何もかも失えばいい。




自分はちょっと可愛いからって我が儘で自分中心に動いてると勘違いしてるんだ。



きっとそういう考えをしてるんだろうと勝手に解釈していた。







ホントは違う。







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